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新型コロナウイルス(COVID SARS-CoV-2)の生存時間や感染力はどのくらい?

新型コロナウイルス(COVID SARS-CoV-2)の生存時間や感染力はどのくらい?

コロナウイルスの生存時間

新型コロナウイルスの生存期間について、アメリカ政府の出資のもとで調査研究が行われました。

研究を実施したのは、アメリカ疾病予防管理センター(CDC:Centers for Disease Control and Prevention)とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)およびプリンストン大学(Princeton University)の研究者です。

その論文は2020年3月17日アメリカの医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に発表されました。

物質による検出結果
段ボールに付着した場合:最長24時間検出が可能
プラスチックの表面に付着した場合:最長2~3日間検出が可能
ステンレスの表面に付着した場合:最長2~3日間検出が可能
空気中に医療用噴霧器で噴霧:3時間検出が可能

サージカルマスクでの検出結果
環境:室温22℃、湿度65%
方法:サージカルマスクに新型コロナウイルスを含む液体を付着実験
結果:マスクの内側4日後も検出。マスクの外側7日後も検出。


温度による生存結果
4℃:14日後まで生存
22℃:7日後まで生存
37℃:24時間後まで生存
56℃:10分後まで生存
70℃:1分後まで生存

上記のように温度や物質によって生存日数が変わりますが、空気中以外はかなり長期的に検出でき、温度により生存日数が変化することがわかっています。
エアコンで温度調整している空間ではかなりの生存が可能ということになりますね。

さらにコロナウイルスの移動について恐ろしいことが分かっておりまして、『病院内の医者の靴に付着して別の方へ感染する』ということです。

下記引用
2020年に中国の武漢にある病院区の重症急性呼吸器症候群コロナウイルスのエアロゾルおよび表面分布調査

この調査では、病院内の空気、床、コンピュータのマウス、ゴミ箱、手すりなどに付着した新型コロナウイルスがどれくらいあるかを調査しました。

中国武漢の病棟で新型コロナウイルスが空気や物質の表面のサンプルをテストしました。
集中治療室の汚染は一般病棟よりも多かった。ウイルスは床、コンピュータマウス、ゴミ箱、病床の手すりに広く分布し、患者から約4 mの空気から検出されました。
いずれも広範囲に渡ってコロナウイルスが検出されたと報告されています。
特に、注目するのは次の点だと述べています。

集中治療室(ICU)で働く医療従事者の靴底からのサンプルのうち、半分が陽性だった。
医療従事者だけが出入りした薬局の床には新型コロナウイルスが100%だった。
COVID-19患者がいる病棟を出る前に、靴底を消毒することを強くお勧めします。

引用:Centers for Disease Control and Prevention

このようにコロナの感染は飛沫だけではないということです。

参考論文←click

新型コロナウイルスの感染力は?

新型コロナウイルスの特徴は「感染初期における大量のウイルス排出」と各種論文が示唆しているといいます。

プリンストン大学の研究者であるディラン・モリス氏の報告
・新型コロナウイルスはSARSやMERSウイルスより速く伝播する。
・新型コロナウイルスの急速な感染は、従来にない力学の働きを意味する。

感染の初期には「人々は通常通りの生活を過ごしがちだ」と言うのです。
これは現在でいうと、入院や自宅待機の診断がされる前の段階です。

「従来にない急速な感染速度で拡散し、感染しても初期段階では気付かず通常の生活を過ごす中で大量のウイルス排出をしている」という感染力の強い特徴をもつコロナウイルスのようです。

このことを裏付ける研究結果があります。

新型コロナの感染力について具体的なデータが示されました。
それによると、症状が現れる2~3日前に感染力のピークが来るということで、自覚はないことが多いようです。

その研究の報告内容は
広州市第8人民医院の入院患者94人の咽頭検体を採取して「最初に症状が表れた日から32日間」にわたってそれぞれの感染力を評価した研究結果では『感染力が高い状態は症状が表れる2・3日前に始まり、最初の疾病兆候の0.7日前にピークに達すると推察された。』というものでした。

つまり症状がないときに周りに感染させ、症状があるときは隔離されているので感染しにくいということになります。

では、どうやって予防するのか?

空気中の新型コロナウイルスは3時間で検出できなくなるので、基本的には換気です。
このウイルスは紫外線に弱いという特徴がありますので、窓を開け空気の流れを作ってあげることが何よりも大切になります。

その他のところには?となると思いますが、まずは除菌です。
菌がいるのであれば簡易的にアルコールなどで除菌拭きしてしまえばいいです。
アルコールのメカニズムは揮発するときに除菌しているので、揮発するまでは拭き取らないようにしてください。

しかし、除菌の後に付着したウイルスに関してはまた残り続けます。
22℃の環境下になると7日後まで生存するウイルスなので、その後に手で触れ、顔などを触ると感染するリスクが上がります。

だからこそ弊社の行っている無光触媒のコーティングがおすすめとなっています。
空気中の湿度である水分を媒介に抗菌、抗ウイルスをするので自宅では寝てる間、会社や店舗では誰もいない時間帯。その間にも常に菌やウイルスを減らすので誰かに移るリスクやクラスターとなるリスクを最低限に減らせると考えられます。

100%コロナになる人がいなくなることは何をしても無理ですが、できる限りのことで乗り越えましょう。

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